第52回 岸田国士戯曲賞に前田司郎氏

岸田國士戯曲賞受賞作 前田司郎(30)「生きてるものはいないのか」(上演台本)
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劇団「五反田団」を主宰(1997〜)。主な上演作品は「家が遠い」「長く吐息」「キャベツの類」「いやむしろわすれて草」など。「家が遠い」で京都芸術センター舞台芸術賞受賞。「愛でもない青春でもない旅立たない」で小説家デビュー。2006年、小説「恋愛の解体と北区の滅亡」で三島由紀夫賞候補。2007年、小説「グレート生活アドベンチャー」で芥川賞候補。
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恋愛の解体と北区の滅亡

恋愛の解体と北区の滅亡

ヤバイ世界はもう終わった…。宇宙人占領下東京での平穏で危険な日常、そしてぎりぎりの「今」を描く青春長篇小説。短篇「ウンコに変わる次世代排泄物ファナモ」も収録。

グレート生活アドベンチャー

グレート生活アドベンチャー

鶴川のスーパーでレジ打ちする加奈子のアパートに転がりこみ、「魔王」に最後の戦いを挑もうか迷ってる僕は…。演劇界の若き旗手が放つ、未来は明るい青春小説集。表題作のほかに「ゆっくり消える。記憶の幽霊」も収録。


愛でもない青春でもない旅立たない

愛でもない青春でもない旅立たない

青春とか愛とか、中身のない言葉はいらない。誰かに愛されているのか、誰を愛しているのかだってわからない。僕は毎日自分のふつうの日常を散歩しているだけ。だから歩くための道はあったほうがいい…。まぎれもない青春小説。