2024年の活動

2024年、日々の編集・組版以外の活動は以下のとおり。

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■ 2024年1月
◉Human Powered 訳文改善講座 
2024年1月6日(土) 19:00〜23:00
開催場所:オンライン(Zoom)
主催:Human Powered Academy
・翻訳編集入門──英文法のメガネで日本語を見ない
 講師:川月現大(風工舎)
・おかしな翻訳はなぜ生まれるのか―その原因と改善のヒントを探る
 講師:舟津由美子(翻訳者、翻訳学校講師)
・ディスカッション「訳文と悪訳について考える」

www.word-connection.jp


言語学フェス2024 2024年1月20日 オンライン開催
C30 川月現大 語義の構造──ブランチ分けをめぐる諸問題について
※ちなみに、「ブランチ」は、分類された各語義のことです。「曖昧=1. 多義 2. 切れ目が不明」だと2つのブランチになります。

sites.google.com

■ 2024年5月

Human Powered 訳文改善講座
2024年5月5日(日) 19:00〜23:00(途中休憩あり)
開催場所:オンライン(Zoom)
主催:Human Powered Academy

プログラム:
・課題の翻訳に必要な重要ポイントの説明、課題講評+補足説明
・ディスカッション
 講師:舟津由美子(翻訳者、翻訳学校講師)
・編集サンプルの提示および解説、翻訳編集入門(機械翻訳原稿との戦いなど)
 講師:川月現大(編集者、風工舎)

www.word-connection.jp


■ 2024年7月
フェロー・アカデミー、カレッジコース、2回連続講義
特別講座「翻訳者のための日本語講座──日本語文法を翻訳に生かす」
開催⽇:2024年5⽉14⽇(⽕)、5⽉21⽇(⽕)各⽇15:15~17:15
場所:ハイフレックス(Zoom、対面)
内容:「は」と「が」、テンスと文末表現、多義語(意味拡張)、(辞書の)語義の構造、など

■ 2024年8月

CDシンポジウム2024 8月27日(火)14:30-15:30
CD44 【研究発表】技術文書のターミノロジー
 〜曖昧な用語と不適切な用法の改善方法~
内容:語の意味分析に使えるツールについて紹介。受身文(受動態)の使い方については、『日本語スタイルガイド』よりも詳しく説明。また、スタイルガイドの記述方法についても言及した。
場所:オンライン(Zoom)
主催:テクニカルコミュニケーター協会(JTCA)

発表資料(改訂版):

jtca-web.com

2024年の活動

2024年、日々の編集・組版以外の活動は以下のとおり。

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■ 2024年1月
1件
■ 2024年5月
1件
■ 2024年7月
2回連続講義

■ 2024年8月

CDシンポジウム2024 8月27日(火)14:30-15:30

CD44 【研究発表】技術文書のターミノロジー
 〜曖昧な用語と不適切な用法の改善方法~
場所:オンライン(Zoom)
主催:テクニカルコミュニケーター協会(JTCA)

2023年の活動

2023年、日々の編集・組版以外の活動は以下のとおり。

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■ 2023-1217 JATBOOK: 翻訳書制作の現場から
第1部 昨今の翻訳編集事情(AI翻訳がやって来た、翻訳編集七つ道具、翻訳校閲七つ道具)
第2部 翻訳書編集者と校閲者になんでも質問!
主催:日本翻訳者協会(JAT)出版翻訳分科会(JATBOOK)
場所:オンライン(Zoom)
日時 2023年12月17日(日)13:00~15:00(120分)
料金 1000円
スピーカー 川月現大(編集者)、久松紀子(校閲者)

jat.org

『NHKが悩む日本語 放送現場でよくある ことばの疑問』NHK放送文化研究所著、幻冬舎[目次]

それほど厚くないのに「あわわ、あるある」というようなものが頻出。「藁にもすがる」なんて、間違って使ったことがありそうで冷や汗が出てきます(第1章の章末Column『おかえりモネ』)。さまざまな調査や書籍・辞書も参照していて信頼度高し、オススメです。
https://amzn.to/3Gqt0vJ
NHKが悩む日本語 放送現場でよくある ことばの疑問』NHK放送文化研究所著、幻冬舎▼全国の放送局から飛び込む相談をNHKのことばの専門家チーム(用語班)が答える。本書ではその名回答を厳選して掲載。
【目次】
はじめに
アクセント記号について
第1章 それ、誤用じゃないですか?
【爪痕を残す】 残したら後悔するかも
【食べ歩き】 それを言うなら「歩き食べ」?
【悲喜こもごも】 選挙特番ではやめておこうか
【通り一辺倒】 よく聞くけどどこかヘン
【たわわに実る】 落花生や西瓜やトウモロコシには使える?
【水道管が凍る】 凍るのは水でしょうよ
【暑い日が続いております】 自分の動作でもないのに謙譲語?
【上京】 首都ワルシャワに上京します
【ご利用できます】 本書は書店で〝お求めできます〟
Column 溺れるモネは藁にもすがる
第2章 四季折々 ことばの悩み
【新年あけましておめでとうございます】 めでたさ二倍二倍
【初詣「客」】 そのニュース、だれ目線?
【お正月/正月】 美化語がなじむ番組となじまない番組
ゴールデンウィーク/大型連休】 どっちでもよくない? よくない!
【「Halloween」のカタカナ表記】 カボチャのあいつもややこしい
【「クリスマス」を略した表記】 つい点を打ちたくなっちゃう
【年の瀬】 12月の何日から使っていい?
Column 守備範囲を広げる〝ほっこり〟
第3章 表記の沼ヘようこそ
ウイスキー/ウィスキー】 お好きなのはどっち?
【チヂミ/チジミ】 外来語の原則からはみだす存在感
【「回答/解答」の判断ポイント】 いでよ名カイトー
【カショ】〝箇所〟は何か所あったかな
【ギュータン】 牛たん、牛舌、牛タン・タン
【ご存じ/ご存知】 よく「ごぞんじ」でしょうけど
【超える/越える】 放送現場からのSOS頻出ワード
【匂い/臭い】 その〝におわせ〟、なんか〝におう〟わ
Column 「寄せる」「寄せてる」の新しい意味
第4章 最近よく聞く〝あのことば〟
【 「パンテミック」のアクセント】 英語の発音となんで違うの?
メタバース/メタヴァース】 vの音をカタカナでどう書くか
【前倒し・後ろ倒し】 もとは霞が関の業界用語
【ほぼほぼ】 ほぼほぼ定着しました? まだ?
【ホームページ/ウェブサイト】 意味の拡大現象、出現!
Column ポジティブになれる最近の「のびしろ」
第5章 ニュアンスの微妙な違いに困ってます
【北に/北ヘ】 同じようで、ちゃんと違う
【著名な故人への「さん」付け】 川端康成「さん」はなれなれしい?
【したほうがいい/するほうがいい】 なぜ過去形を使うほうがいいの?
【幕開き/幕開け】 伝統芸能に使うならご注意くだされ
【行う/開く】 宴会は? ライブは? レースは?
【2回目/2度目】 これで終わりにしたいならどっち?
Column 「白羽の矢」はめでたいか
第6章 NHKではこう読んでいます
【「幕内」力士】 「の」は要るの? 要らないの?
【ロケットや航空機の機種名】 数字の読み方にこだわりあり
【「棋聖」のアクセント】 「昭和の棋聖」と「永世棋聖」はアクセントが別
【二字漢語のアクセント】 「支援」「背景」の1拍目が高いアクセントは間違い?
【誤読の多い四字熟語】 重箱隅右衛門先輩の教え
Column では、次に参りましょう
第7章 数と数え方のナゾ
【赤ちゃんパンダの数え方】 取材現場がナイス判断
【ダイオウイカの数え方】 いつの日か〝頭(とう)〟の出番に期待
【魚の数え方】 日本語は魚の数え方が豊富すぎます
【御年〇歳】 年寄り扱いして失礼じゃないか
【79年「越し/ぶり/目」】 期間の数え方にも違いアリ
【「数日」の日数】 若い人ほど短く答える
【「0」の読み方】 ほんとにないんです。ゼロなんです!
Column 知れてよかった
第8章 読み方アップデート
【依存】 今は[イゾン]が優先
【大舞台】 昔の読み方に戻しました
【ミネラル「ウォーター」】 だって日本人も発音できるし
【逆手】 伝統的な読み方じゃないほうが浸透
【棟】 平屋と高層で読み方が変わる
【未払い】 賃金「ミハライ」か「ミバライ」か
Column ムーミン谷から消えた〝ノンノン〟
もっと理解を深めたい方へ
執筆者・用語班メンバー

中村明『文章作法事典』講談社学術文庫[目次]

名著『語感の辞典』の著者が伝授する文章術。全59講
昨今の文章術本はあまりにも実利的で面白くない!とお嘆きの貴兄にオススメ。著者の中村明氏は文体論・比喩表現の専門家で、大ベストセラー『語感の辞典』でよく知られている。当然ながら、文章に関わるアドバイスは「なるほど〜」と感嘆させられる。例文多数、ポケットに忍ばせて何度も読み返したい。
https://amzn.to/40oabkaAmazon
【版元紹介文】わかって書いたら全然違う! よい文章を書くための基本作法から、効果を高める表現技術、そして読み手への配慮や書き手の心構えまで。日本語文体・表現の泰斗が、習熟度別3段階、59項目でまとめる、実用に役立つ、「名文」作成のための究極マニュアル。

【目次】
学術文庫版へのまえがき
Ⅰ〈書く〉 文章をはっきりと
1[わかりやすい表現] 読まれなければ始まらない
2[あいまいな表現] 誤解の芽を摘む
3[文と文との接続] 関係は書き手がつくる
4[段落づくり] 迷ったら改行する
5[引用] 借用証書のすすめ
6[語順] 繰り出し方で感じが変わる
7[文末表現] 足もとのおしゃれ
8[敬語表現] 形式よりも気持ちが問題
9[文構造] 述語は忘れないうちに
10[文の長さ] 手を抜くと文が長くなる
11[ことばの選択] 三方向から一語にしぼる
12[和語と漢語] 硬軟おりまぜて
13[擬声語・擬態語] 感覚の新鮮さがいのち
15[並列] 両輪をバランスよく
16[句読点] 打つも打たぬも思いやり
17[記号類] 使いすぎは品格をおとす
18[漢字・ひらがな・カタカナ] 文字に思想をこめて
19[漢字の書き分け] ニュアンスを書き分ける
20[構想と展開] 調理の腕で素材が生きる
21[執筆態度] 情報を鼓動とともに
22[読者への配慮] いやいや読む人の身になって
23[文章の調子] こなれがいいほど心になじむ
24[推敲] 見知らぬ読者になりすます

Ⅱ〈練る〉 表現をゆたかに
25[情報待機] サスペンスをつくりだす
26[漸層・漸降] 上りと下りは勢いが違う
27[倒置表現] 計画的に取り乱す
28[比喩表現] 心の風景をのぞかせる
29[擬人法] 万物と語らう
30[婉曲表現] 身もふたもある……
31[否定表現] 打ち消すのもレトリック
32[反語表現] ばれるように嘘をつく
33[パロディー] 二重映しの愉しみ
34[洒落] ことばで遊ぶ
35[省略法] 沈黙がものをいう
36[名詞止め] ことぼを置き去りにして
37[挙例法] 理屈より実感
38[列挙法] ことばの洪水で圧倒
39[反復法] 畳みかけて弾みをつける
40[尻取り文] 展開は鎖のように
41[リズム] 軽くステップを踏んで
42[対句表現] 形式美はシンメトリックから
43[現写法] 臨場感を高める
44[誇張表現] 望遠レンズで迫力を
45[逆説] 常識を逆なでする

Ⅲ〈磨く〉 文体をしなやかに
46[書き出し] もう読まずにはいられない
47[結び] ギュッと締めて、フワッと放す
48[視点] カメラワークを意のままに
49[心理描写] 心のひだを映し出す
50[人物描写] のこのこ歩き出す
51[感覚描写] イメージに限りなく近づける
52[自然描写] 風景に体温を添えて
53[語感] ことばのにおいを嗅ぎ分ける
54[表現の深さ] ことばに奥行きを感じるとき
55[表現の「間」] 息づかいが聞こえる
56[余韻・余情] 文章の奥へ、その先へ
57[ユーモア] 弱さや愚かさをしみじみと笑う
58[スタイル] 譲れない文体の熟すまで
59[雰囲気] 表現の奥に人のけはいを聴く
あとがき

2022年の活動

2022年、日々の編集・DTP仕事以外の活動は以下のとおり。
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■ 2022-0604 翻訳編集入門 その2[アイディ 翻訳研究會オンライン]
◉ (辞書の)語釈の構造 ── 単語の本義(基本義)は1つと言われているが、どのように派生義に展開していくのか?
 キーワード:意味拡張、概念メタファー、メトニミー

ジェンダー表現、何に気をつける? cf. 差別語

◉ 翻訳編集者が知っておきたい翻訳知識 ── 原書イタリック体・括弧・引用符をどのように処理するか

◉ 接続詞・接続表現を縦横無尽に使えるようになろう

村上春樹訳 カーヴァー「シェフの家」、改版時にどこに手を入れたのか?
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■2022年8月6日 書評紙に『思考を哲学する』書評掲載
『図書新聞』3554号 2022年8月6日号にエディテック名義で『思考を哲学する』書評掲載。
『思考を哲学する』森川 亮 著、ミネルヴァ書房、2022年
https://amzn.to/3Cff1H7
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■ 2022-1012 第31回 JTF翻訳祭2022 ミニ講演会[日本翻訳連盟]
◉タイトル:ダーシの世界
◉講演概要:ダーシ(ダッシュ)とは「—」で表される記号のことだが、実はひとつではない。複数の記号がダーシとして使われる。ここでは特に「二倍ダーシ」にスポットを当て、(1)どの記号を使うべきか、(2)ダーシの用法、(3)翻訳で気をつけるべき点について解説する。
◉講演のポイント
 
1. ダーシの内包と外延
 
2. ダーシは多義

 3. ダーシは挿入

 4. ダーシは不要
 
5. ダーシは余韻
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■ 2022-1105 翻訳編集入門 その3[アイディ 翻訳研究會オンライン]
◉翻訳編集の現場から ── 名詞の飽和性
◉ダーシの世界(JTF翻訳祭2022 ミニ講演会の拡大版)
(1)ダーシの基本 ── どの文字コードを使えばよいのか?
(2)ダーシの用法 
(3)翻訳で気をつけるべき点
◉類義語の世界
 多義語の判定方法/類義語の分類
 類義語の再定義:「 類義語」とは、意味ネットワーク上で隣接する語のことである。
 「愛する」の意味ネットワーク図
 類義語辞典類語辞典)/英語のシソーラス/日本語の類義語辞典
◉辞書検索ストラテジー
(1)どちらの言葉を使えばよいのか迷うとき
(2)いま使っている言葉が文脈に合わない気がするとき
◉[実践編] mislayとmisplace の使い分け
◉[実践編]「 まじる」と「まざる」の使い分け

 

「愛する」の意味ネットワーク図



開拓社『最新英語学・言語学シリーズ』(全22巻)

開拓社の大型シリーズ『最新英語学・言語学シリーズ』(全22巻)

2019年秋より刊行開始予定。2020年3月現在、刊行開始のアナウンスはありません。

 

■ 開拓社「最新英誦学・言語学シリーズ」(全22巻)
1 生成統語論の成果と課題 ◉斎藤衛
2 移動現象を巡る諸問題 ◉高野祐二・岡俊房・浦啓之・多田浩章
3 文の構造と格付与 ◉加賀信広 •竹沢幸一・岸本秀樹
4 省略現象を巡る諸問題 ◉高橋大厚・瀧田健介
5 カートグラフィー ◉遠藤喜雄・前田雅子
6 方言から探る生成文法研究 ◉西岡宣明・宮本陽一
7 進化言語学(言語の起源・進化と生成文法認知言語学)◉藤田耕司・谷ロ一美・田中伸一
8 言語獲得と脳科学 ◉小泉政利・杉崎鉱司・遊佐典昭
9 形態論とレキシコン ◉西山國雄・長野明子
10 形式意味論の展開 ◉藏藤健雄・田中英理
11 コーバス研究の展望 ◉石川慎一郎・長谷部陽一郎・住吉誠
12 類型論 ◉堀江薫・秋田喜美・北野浩章
13 認知言語学 1 認知文法と構文文法 ◉坪井栄治郎・早瀬尚子
14 認知言語学 2 認知意味論 ◉本多啓・酒井智宏
15 語用論の展開 ◉松井智子・滝浦真人・田中廣明
16 談話と文法現象 ◉山口治彦・今野弘章・岡田禎之
17 音韻理論の発展と英語音韻論 ◉本間猛・那須川訓也
18 音韻論と他の部門とのインターフェイス ◉時崎久夫・岡崎正男
19 音韻理論と音韻変化 ◉服部範子・柴田知薫子
20 生成文法と言語変化 ◉縄田裕幸・柳朋宏・田中智之
21 文献学と英語史研究 ◉家入葉子・堀田隆一
22 文法化・語彙化・構文化 ◉小川芳樹・石崎保明・青木博史

 

●パンフレット
http://www.kaitakusha.co.jp/bo…/saishineigogakugengogaku.pdf