『仮想経験のデザイン ―― インターネット・
マーケティングの新地平』
石井淳蔵,水越康介/編、
有斐閣 四六判並製/380ページ 予価2800 円 2006年7月上旬 ■
仮想現実における消費の意味を問う インターネットの世界における消費活動の意味を,豊富なケースと理論的検討の両面から解明する意欲作。ネット・コミュニティをいかに持続させるかという視点に立ち,新たなビジネス・モデルの確立と仮想経験に基づくコミュニケーションの可能性を探る。
目次
序 章 ネット・コミュニティの新しい地平:純粋コミュニティと仮想市場
第1部 ネット・コミュニティの新地平
第1章 成長を模索する同窓会サイト:校友録とアイラブスクール
第2章 メタ・ネタ・コミュニケーションの「秩序」:2ちゃんねる
第3章 仮想経験の萌芽:富士通Habitatとweb拍手
第4章 コミュニケーションを誘発するブログ・サイト:livedoor Blog
第5章 現実とネットが交差するSNS:mixi
第2部 仮想経験のデザイン
第6章 仮想経験ビジネスへの挑戦:Cafesta
第7章 恋愛の仮想経験:愛情公寓:iPartment
第8章 仮想経験を創発する臨場性:Habboホテル
第9章 韓国で開花した仮想経験ビジネス:Cyworld
第10章 ポータル・サイトと融合する仮想経験ビジネス:ヤフー・アバター
第3部 仮想経験の論理
第11章 ネット・コミュニティを支える日常の論理
第12章 つながりをもとめるネット・コミュニティ
第13章 仮想経験における顕示的消費
第14章 象徴的交換の論理からみる仮想市場
第15章 仮想経験が拡充するネット・コミュニティのビジネス・モデル
終 章 持続するネット・コミュニケーション