ベルナール・スティグレール

ベルナール・スティグレール(Bernard Stiegler, 1952-)*1
デリダ派の技術哲学者。コンピエーニュ工科大学勤務(COSTECH研究ユニットのディレクター)を経て、フランスの放送協会である国立視聴覚研究所(INA)所長、IRCAM(イルカム。音響研究所)所長を歴任し、フランスのメディア政策の中枢を担う。

著作に、『Technics and Time 1: The Fault of Epimetheus』(ISBN:0804730415)、『Echographies of Television: Filmed Interviews(テレビのエコーグラフィー)』(デリダとの共著。ISBN:074562037X)などがある。『Echographies of Television』は、2004年末に邦訳が刊行される予定。仏語版書籍については、amazon.fr を参照。

【参考リンク】


【顔写真が載っているページ】

  1. http://www.resmusica.com/aff_article.php3?art=123
  2. http://www.tate.org.uk/onlineevents/live/stiegler.jsp(無茶苦茶日焼けしてるんですけど…)
  3. http://www.theister.com/keyfigures.html(このページには、ジャン=リュック・ナンシーもいるのであった。ハイデガーがコワイ)

『Echographies of Television』目次 http://www.polity.co.uk/book.asp?ref=074562037X

※英語版目次
List of Illustrations 
Translator's Note 
Artifactualities: Jacques Derrida 
Echographies of Television: Jacques Derrida and Bernard Stiegler
Chapter 1 Right of Inspection 
Chapter 2 Artifactuality, Homohegemony 
Chapter 3 Acts of Memory: Topolitics and Teletechnology 
Chapter 4 Inheritances - and Rhythm 
Chapter 5 'Cultural Exception': the States of the State, the Event 
Chapter 6 The Archive Market: Truth, Testimony, Evidence 
Chapter 7 Phonographies: Meaning - from Heritage to Horizon 
Chapter 8 Spectrographies 
Chapter 9 Vigilances of the Unconscious 
The Discrete Image: Bernard Stiegler 
Notes 

*1:顔写真は10〜15年ぐらい前のものと思われる。

言語の起源フォーラム

「科学」2004年7月号の特集=言語の起源 に関するディスカッション。見逃していたので図書館でコピーすることに。

  • 言語の起源フォーラム:長谷川眞理子氏の「座談会への意見」に対するお答え?言語学は言語の起源解明に役立つ 池内正幸(「科学」2004年8月号)
  • 言語の起源フォーラム:インタフェイス: 言語システムと認知システムを橋渡しするエミュレータ 畠山雄二(「科学」2004年9月号)
  • 言語の起源フォーラム:??(「科学」2004年10月号)

DropLHa 2.3.3 / DropUnLHa 1.3.3 アップデート

hiroto sakai's site http://www.fan.gr.jp/%7esakai/

2004/9/19
DropLHa, DropUnLHa をアップデートしました。内蔵の lha コマンドを更新、DropUnLHa は古いのバージョンの lha コマンドで作られてしまった不正な書庫を解凍できるスイッチを有効にしました。ダウンロードは右のリンクからどうぞ。
なお、DropLHa, DropUnLHa で使われている lha コマンドには、9月初旬に発見された LHa for UNIXセキュリティホールはありません。

The Doggish Days 2004年09月02日

from The Doggish Days 2004年09月02日 オールドメディアの世界 http://yellowdude.mods.jp/archives/000037.html

 僕が一九九九年まで働いていた職場は、創立百年を遙かに超える古い新聞社だった。いま仕事をしているIT業界と比べても、たぶん平均年齢は15歳ぐらいは高い。しかしその分、一般社会ではすでに消滅したようなさまざまな職人、奇人が古いビルのあちこちに生息していた。何しろつい最近まで、紙面を手作業で作っていた会社なのだ。夜半の締め切り間際、記事の直しを入れようと制作局に行くと、職人肌のおじさんが「ほいよっ」と鮮やかな手さばきでカッターナイフを振るい、記事の途中をうまく削って直し部分を張り込んでくれた。

 それでも、そんな世界にもコンピュータの波はやってくる。初めてワープロ専用機が導入されたのはもう十五年も前になるが、最初のころの騒ぎはまるで明治維新の文明開化のようだった。(…)

 右手の指一本でキーボードをさみだれに叩き、「使えねえっ」と液晶をげんこつでゴンゴン叩いていた初老の記者。若手がてきぱきワープロを操作しているのを見て、「バカヤロー。ワープロ使えるからって特ダネが取れるか!」と怒鳴ったベテラン。僕がワープロで印字して原稿を見せたら、「何か活字だと立派な原稿に見えちまってけしからん。手書きで出し直してくれ」と、むっつりした顔で原稿用紙を突っ返したデスクもいた。