北田暁大氏と辻大介氏(id:dice-x:20040714#p1)が50冊ずつおすすめしているので、マージして著者名順に並べ替えたものを挙げておきます。重複しているものは4冊ありました。また、税込み価格、刊行年を追加しました。誤字・間違い等もわかる範囲で修正しています。
全部買っても20万円少し超えるぐらいです。実際には入手困難書籍があるので、計18万円ぐらいでしょうか。
追記:id:dice-x:20040719#p1 によれば、とりあえず「1.の本(『反社会学講座』)は必ず読み、その次に2.〜4.の本(『図解 社会学のことが面白いほどわかる本』『21世紀の現実』『若者論を読む』)も読み、残りのうちおもしろそうに思える本を15〜20冊くらい読んでおいてくれれば」とのこと。また、辻氏推薦のものには「反面教師本」も含まれているので要注意。
辻 | 浅野智彦 編著 | 『図解 社会学のことが面白いほどわかる本』 | 中経出版 | 1,470 | 2002 |
辻 | 東浩紀 | 『動物化するポストモダン オタクから見た日本社会』 | 講談社現代新書 | 693 | 2001 |
辻 | フィリップ・アリエス | 『〈子供〉の誕生 アンシァン・レジーム期の子供と家族生活』 | みすず書房 | 5,460 | 1980 |
辻 | 栗原彬 | 『やさしさの存在証明 若者と制度のインターフェイス』 | 新曜社 | 2,730 | 1996 |
辻 | 市川伸一 | 『学力低下論争』 | ちくま新書 | 777 | 2002 |
辻 | 伊奈正人 | 『若者文化のフィールドワーク もう一つの地域文化を求めて』 | 勁草書房 | 2,940 | 1995 |
北田 | 稲葉振一郎 | 『経済学という教養』 | 東洋経済新報社 | 2,100 | 2004 |
辻 | 井上順孝 | 『若者と現代宗教 失われた座標軸』 | ちくま新書 | 735 | 1999 |
北田 | 井上達夫 | 『共生の作法 会話としての正義』 | 創文社 | 3,990 | 1986 |
辻 | ポール・ウィリス | 『ハマータウンの野郎ども』 | ちくま学芸文庫 | 1,523 | 1996 |
北田 | 上野千鶴子 | 『家父長制と資本制 マルクス主義フェミニズムの地平』 | 岩波書店 | 2,835 | 1990 |
北田 | 内田隆三 | 『消費社会と権力』 | 岩波書店 | 2,730 | 1987 |
北田 | 上野俊哉・毛利嘉孝 | 『カルチュラル・スタディーズ入門』 | ちくま新書 | 777 | 2000 |
北田 | 江原由美子編 | 『フェミニズムの主張』 | 勁草書房 | 2,835 | 1992 |
北田 | 大川正彦 | 『正義』(思考のフロンティア) | 岩波書店 | 1,260 | 1999 |
北田 | 大沢真理 | 『企業中心社会を超えて』※入手困難 | 時事通信社 | 1,733 | 1993 |
辻 | 大澤真幸 | 『虚構の時代の果て オウムと世界最終戦争』※入手困難 | ちくま新書 | 693 | 1996 |
北田 | 大澤真幸 | 『行為の代数学 スペンサー=ブラウンから社会システム論へ』 | 青土社 | 2,730 | 1999 |
北田 | 大澤真幸 | 『身体の比較社会学』 | 勁草書房 | 5,250 | 1990 |
北田・辻 | 太田省一 | 『社会は笑う ボケとツッコミの人間関係』 | 青弓社 | 1,680 | 2002 |
北田 | 大塚英二 | 『江藤淳と少女フェミニズム的戦後 サブカルチャー文学論序章』 | 筑摩書房 | 1,680 | 2001 |
北田 | 大庭健 | 『権力とはどんな力か 続・自己組織システムの倫理学』 | 勁草書房 | 2,940 | 1991 |
辻 | 大平健 | 『やさしさの精神病理』 | 岩波新書 | 819 | 1995 |
辻 | 岡田朋之・松田美佐編 | 『ケータイ学入門 メディア・コミュニケーションから読み解く現代社会』 | 有斐閣選書 | 1,890 | 2002 |
辻 | 尾木直樹 | 『子どもの危機をどう見るか』 | 岩波新書 | 819 | 2000 |
辻 | 小此木啓吾 | 『モラトリアム人間の時代』※入手困難 | 中公文庫 | 560 | 1981 |
辻 | 尾嶋史章編著 | 『現代高校生の計量社会学 進路・生活・世代』(MINERVA社会学叢書 8) | ミネルヴァ書房 | 3,780 | 2001 |
辻 | 門脇厚司 | 『子どもの社会力』 | 岩波新書 | 777 | 1999 |
辻 | 門脇厚司・宮台真司編 | 『「異界」を生きる少年少女』※入手困難 | 東洋館出版社 | 3,780 | 1995 |
北田 | 柄谷行人 | 『探求 1』 | 講談社学術文庫 | 1,008 | 1992 |
北田 | 北田暁大 | 『〈意味〉への抗い メディエーションの文化政治学』 | せりか書房 | 2,625 | 2004 |
北田 | 北田暁大 | 『広告の誕生 近代メディア文化の歴史社会学』 | 岩波書店 | 2,625 | 2000 |
北田・辻 | 北田暁大 | 『広告都市・東京 その誕生と死』 | 廣済堂出版 | 1,470 | 2002 |
北田 | 北田暁大 | 『責任と正義 リベラリズムの居場所』 | 勁草書房 | 5,145 | 2003 |
北田 | フリ−ドリヒ・キットラー | 『グラモフォン フィルム タイプライター』 | 筑摩書房 | 6,090 | 1999 |
辻 | ジョン・R・ギリス | 『〈若者〉の社会史』※入手困難 | 新曜社 | 3,465 | 1985 |
辻 | 玄田有史 | 『仕事のなかの曖昧な不安 揺れる若年の現在』 | 中央公論新社 | 1,995 | 2001 |
辻 | 小谷敏 編 | 『若者論を読む』 | 世界思想社 | 1,988 | 1993 |
辻 | 小林正幸 | 『学級再生』 | 講談社現代新書 | 714 | 2001 |
辻 | 斎藤環 | 『社会的ひきこもり 終わらない思春期』 | PHP新書 | 693 | 1998 |
北田 | 斎藤美奈子 | 『モダンガール論』 | 文春文庫 | 689 | 2003 |
辻 | 桜井哲夫 | 『ことばを失った若者たち』※入手困難 | 講談社現代新書 | 693 | 1985 |
北田 | 佐藤健二 | 『読書空間の近代 方法としての柳田国男』 | 弘文堂 | 2,548 | 1987 |
辻 | 佐藤俊樹 | 『00年代の格差ゲーム』 | 中央公論新社 | 1,890 | 2002 |
北田 | 佐藤俊樹 | 『近代・組織・資本主義 日本と西欧における近代の地平』 | ミネルヴァ書房 | 4,200 | 1993 |
北田 | ロジェ・シャルチエ | 『書物の秩序』(ちくま学芸文庫版は入手困難) | 文化科学高等研究院出版局 | 3,569 | 1993 |
北田 | スガ(糸圭)秀実 | 『革命的な、あまりに革命的な 「1968年の革命」史論』 | 作品社 | 3,360 | 2003 |
北田 | 杉山光信 編 | 『現代社会学の名著』 | 中公新書 | 735 | 1989 |
北田 | 鈴木一誌 | 『ぺージと力 手わざ、そしてデジタル・デザイン』 | 青土社 | 2,940 | 2002 |
辻 | 鈴木謙介 | 『暴走するインターネット ネット社会に何が起きているか』 | イースト・プレス | 1,575 | 2002 |
北田 | アマルティア・セン | 『不平等の再検討 潜在能力と自由』 | 岩波書店 | 2,940 | 1999 |
辻 | 千石保 | 『新エゴイズムの若者たち 自己決定主義という価値観』 | PHP新書 | 714 | 2001 |
辻 | 総務庁青少年対策本部 | 『世界の青年との比較からみた日本の青年』 | 大蔵省印刷局 | 1,365 | 1999 |
辻 | 高原正興[ほか]編著 | 『病める関係性 ミクロ社会の病理』(社会病理学講座 3) | 学文社 | 2,625 | 2004 |
辻 | 竹内洋 | 『教養主義の没落 変わりゆくエリート学生文化』 | 中公新書 | 819 | 2003 |
辻 | 武田徹 | 『若者はなぜ「繋がり」たがるのか ケータイ世代の行方』 | PHP研究所 | 1,365 | 2002 |
北田 | 武田徹 | 『戦争報道』 | ちくま新書 | 756 | 2003 |
北田 | 田崎英明 | 『セックスなんてこわくない 快楽のための7つのレッスン』※入手困難 | 河出書房新社 | 1,223 | 1993 |
北田 | 立岩真也 | 『弱くある自由へ 自己決定・介護・生死の技術』 | 青土社 | 2,940 | 2000 |
辻 | 「中央公論」編集部・中井浩一 編 | 『論争・学力崩壊』(その後『論争・学力崩壊 2003』が刊行されている) | 中公新書ラクレ | 798 | 2001 |
辻 | 土井隆義 | 『〈非行少年〉の消滅 個性神話と少年犯罪』 | 信山社 | 3,675 | 2003 |
辻 | NHK放送文化研究所 | 『現代日本人の意識構造(第5版)』*7/19差し替え* | NHKブックス | 1,019 | 2000 |
辻 | 冨田英典・藤村正之 編 | 『みんなぼっちの世界 若者たちの東京・神戸90's 展開編』 | 恒星社厚生閣 | 2,100 | 1999 |
北田 | 永井均 | 『転校生とブラック・ジャック 独在性をめぐるセミナー』(双書・現代の哲学) | 岩波書店 | 2,940 | 2001 |
辻 | 中江和恵 | 『江戸の子育て』 | 文春新書 | 714 | 2003 |
辻 | 中里至正・松井洋 | 『日本の若者の弱点』 | 毎日新聞社 | 1,575 | 1999 |
辻 | 西村清和 | 『電脳遊戯の少年少女たち』 | 講談社現代新書 | 693 | 1999 |
北田 | 野矢茂樹 | 『哲学・航海日誌』 | 春秋社 | 2,625 | 1999 |
北田 | 橋川文三 | 『日本浪曼派批判序説』 | 講談社文芸文庫 | 1,102 | 1998 |
北田 | 橋爪大三郎 | 『言語ゲームと社会理論 ヴィトゲンシュタイン・ハート・ルーマン』 | 勁草書房 | 2,415 | 1985 |
北田 | 長谷川一 | 『出版と知のメディア論 エディターシップの歴史と再生』 | みすず書房 | 3,675 | 2003 |
北田 | 馬場靖雄 | 『ルーマンの社会理論』 | 勁草書房 | 2,940 | 2001 |
北田・辻 | 広田照幸 | 『教育言説の歴史社会学』 | 名古屋大学出版会 | 3,990 | 2001 |
北田 | 廣松渉 | 『弁証法の論理』※入手困難。ただし、岩波の全集に収録されている。 | 青土社 | 2,243 | 1989 |
北田 | 藤原帰一 | 『デモクラシーの帝国 アメリカ・戦争・現代世界』 | 岩波書店 | 777 | 2002 |
北田 | 古矢旬 | 『アメリカニズム 「普遍国家」のナショナリズム』 | 東京大学出版会 | 6,090 | 2002 |
辻 | 本田和子 | 『変貌する子ども世界 子どもパワーの光と影』 | 中公新書 | 882 | 1999 |
辻 | 前田雅英 | 『少年犯罪 統計からみたその実像』 | 東京大学出版会 | 1,890 | 2000 |
北田 | 真木悠介 | 『気流の鳴る音』 | ちくま文庫 | 945 | 2003 |
辻 | 正高信男 | 『ケータイを持ったサル 「人間らしさ」の崩壊』 | 中公新書 | 735 | 2003 |
辻 | パオロ・マッツァリーノ | 『反社会学講座』 | イースト・プレス | 1,500 | 2004 |
辻 | 三浦展 | 『マイホームレス・チャイルド 今どきの若者を理解するための23の視点』 | クラブハウス | 1,575 | 2001 |
北田 | 水越伸 | 『メディアの生成 アメリカ・ラジオの動態史』 | 同文館出版 | 3,780 | 1993 |
辻 | 宮台真司 | 『制服少女たちの選択』 | 講談社 | 1,733 | 1994 |
辻 | 宮台真司・鈴木弘輝 編著 | 『21世紀の現実(リアリティ) 社会学の挑戦』 | ミネルヴァ書房 | 2,730 | 2004 |
北田・辻 | 宮台真司[ほか]編 | 『サブカルチャー神話解体 少女・音楽・マンガ・性の30年とコミュニケーションの現在』 | PARCO出版 | 2,548 | 1993 |
北田 | 森川嘉一郎 | 『趣都の誕生 萌える都市アキハバラ』 | 幻冬社 | 1,575 | 2003 |
辻 | 森真一 | 『自己コントロールの檻 感情マネジメント社会の現実』 | 講談社選書メチエ | 1,575 | 2000 |
北田 | 森本浩一 | 『デイヴィドソン 「言語」なんて存在するのだろうか』(シリーズ・哲学のエッセンス ) | NHK出版 | 1,050 | 2004 |
北田 | 盛山和夫 | 『制度論の構図』(現代自由学芸叢書) | 創文社 | 4,410 | 1995 |
辻 | 山田昌弘 | 『パラサイト・シングルの時代』 | ちくま新書 | 714 | 1999 |
北田 | 吉見俊哉 | 『都市のドラマトゥルギー 東京・盛り場の社会史』 | 弘文堂 | 2,625 | 1987 |
辻 | ジョージ・リッツア | 『マクドナルド化する社会』 | 早稲田大学出版部 | 3,675 | 1999 |
北田 | ニクラス・ルーマン | 『制度としての基本権』 | 木鐸社 | 3,675 | 1989 |
北田 | リチャード・ローティ | 『偶然性・アイロニー・連帯 リベラル・ユートピアの可能性』 | 岩波書店 | 3,990 | 2000 |
北田 | 若林幹夫 | 『熱い都市 冷たい都市』※入手困難 | 弘文堂 | 2,243 | 1992 |