Abstinence Program
禁欲は汝を救う? アメリカ以外の国でこんなことやったら大騒ぎですよね、きっと。ヨハネ・パウロ2世流の避妊も認めないという厳格な方針(以後、STDを広めた一因として非難された)を尊重すると禁欲になってしまうのでしょうか。
●Working Toward Independence: Encourage Abstinence and Prevent Teen Pregnancy(米 ホワイトハウス)
... to emphasize abstinence as the only certain way to avoid both unintended pregnancies and STDs.([特に10代の]望んでいない妊娠および性病を防ぐには禁欲が最も効果がある)
http://www.whitehouse.gov/news/releases/2002/02/welfare-book-06.html
●Government Abstinence Program Hits the Web(ACSBlog)
http://www.acsblog.org/news-and-announcements-1111-government-abstinence-program-hits-the-web.html
※ ACSは、American Constitution Societyの略。所属会員にはリベラル系法律家が多いらしい。
【関連記事】
- 10代の性行動と妊娠を減少させる「自己抑制プログラム」(ファミリー・リサーチ・カウンシル(家庭調査協議会)「In Focus」(1994年10月発表)より)
- FCPJ(外国人記者センター)の「ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の逝去をめぐる日本の論調」
http://www.fpcj.jp/j/mres/japanbrief/jb_518.html - 「ローマ法王」という呼び名について(「ローマ教皇」が正しいとのこと):カトリックせいかつ。
念のため、国語辞典を調べてみました。新明解国語辞典 弟6版によると、
だそうです。なんだか笑ってしまいましたが。
岩波国語辞典は、以下のとおり。
▼以下は、現代用語の基礎知識 のように「日本カトリック教会の公称では教皇という。」としたほうが正確だと思われます。「正式には」と言うと、「誰にとって正式なのか」という規範が登場してきてしまうため、一般の辞書では好ましくないでしょう。ちなみに、現代用語の基礎知識 2003年版では、以下のような解説になっていました。
◆ローマ法王(Pope)〔現代宗教〕
全カトリック教会の最高位の聖職、かつバチカン市国の元首。ローマの司教として、使徒の頭ペテロの後継者でありキリストの歴史的代理者であるとされる。原語は、「父」を意味するが、1073年、グレゴリウス7世がローマ司教の特称であるべきことの宣言を行った。現在の法王は1978年に選ばれたポーランド生まれのヨハネ・パウロ2世である。ヨハネ・パウロ2世は近年、東欧、中南米をはじめ積極的な宣教活動を行い、他宗教との宥和政策を進めている。日本カトリック教会の公称では教皇という。