じっくり読む価値のある本
from http://d.hatena.ne.jp/HNaka/20050424#p1
大学の書籍部でもらってきた『UP』(第390号、2005年4月、東京大学出版会)を読む。堀江敏幸、高山宏の文章もあるが(これが魅力だろう)、(中略)それはともかく、清水明先生(総合文化研究科・教養学部助教授/物理学)が、このように書いている。気に入ったので、引用しておく。
ただひとつ注意しておきたいのは、読者がその本を読むのにどれだけの時間を使
う価値があるかは、著者がその本を書くのにどのくらいの時間を使ったかに比例
する、ということである。だから、じっくり読む価値のある本というのは、著者
が時間をかけて書いた本に限られる。年に何冊も本を書くようなサイエンスライ
ターや評論家の本は、せいぜい電車の中の暇つぶしほどの価値しかない。(25頁)
まあ、そうだとは思いますが、わざわざ言うほどのことでもないというか、それぐらいわかるでしょ、と思う。そうか、新学生たちが、はやり本ばかり読むのが気に入らないのですね。清水先生は。きっと斎●●とか斎●●●とか大嫌いなんだろうなぁ。