人工知能 人間の命令をAIで「解釈」する標準を策定へ

人工知能 人間の命令をAIで「解釈」する標準を策定へ(Mainichi INTERACTIVE Mail 2005/06/20)
http://www.mainichi-msn.co.jp/it/computing/news/20050620org00m300047000c.html

 コンピューターが人間の命令を論理的に解釈するための標準規格が、国際標準化機構(ISO)によって間もなく策定される見込みだ。

 標準規格は、「プロセス仕様言語」(PSL)と呼ばれるソフトウエア言語で、人工知能と言語分析を使い、製造計画の文脈に即したコンピューターの命令を表現する。「持続」「順序」など、製造に関する約300の概念が構造に組み込まれているという。

 例えば、「出荷する前に、塗装しなさい」と「製粉する前に、冷却装置を動かしなさい」という2つの命令では、「前に」という言葉の意味が微妙に異なる。前者では塗装作業が完了し乾燥させてから出荷するのに対し、後者では製粉作業が始まっても冷却装置は動かし続けるからで、PSLは、コンピューターがこうした文脈に合わせた初歩的な解釈を実行できるようにする。

これは「(製造工程の)ルールをより高度化」しただけなのではないのか。もちろん、役立つものであるのは間違いない。しかし、AIと呼んでいいのかどうかわからない。