講談社メチエ 2005年11月新刊
■メチエ345『神と自然の科学史』川崎謙 著 「自然」と“nature”はどう違う? 工業化のために先人たちが受け入れた西欧自然科学は、私たちが母語で思考する力を奪うか?彼我の自然観を互いに相対化することで初めて見えてくる、本当の「科学」史。
■メチエ346『大英帝国の大事典作り』本田毅彦 著 三つの事典からイギリス近代史を見通す。 『ブリタニカ百科事典』『オックスフォード英語辞典』『イギリス国民伝記辞典』――。事典編纂の軌跡を刻明にたどり、近代の知のインフラが整備される過程を描く力作。
■メチエ347『パロール・ドネ 1』レヴィ=ストロース 著、中沢新一・中川恭明 訳 本邦初訳、レヴィ=ストロースの神話学講義ここに開講! 時間の流れを超えて語られる「はじまりの時」に起こった物語とは。コレージュ・ド・フランスで展開された、主著『神話論理』への導きでもある講義録、本邦初訳の第1巻。中沢新一の解説つき。