紀伊國屋書店「じんぶんや」第十六講 東浩紀選

ゼロ年代の批評の地平−ポストモダンの世界に生きる 「じんぶんや」 第十六講　東浩紀選
今月の「じんぶんや」は東浩紀氏の登場です。「マルクス主義は終わった。ゼロ年代の批評家達は、面白いものを自分で探せ！」　東氏が「雑音を断ち切って読んでもらいたい」という20冊を選び、氏の切れ味鋭いコメント付きで紹介しています。(2005.12.14 update)
http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/tokyo/jinbunya.htm

東浩紀の選ぶ20冊
『隷従への道―全体主義と自由』フリードリヒ・A・ハイエク【著】、一谷藤一郎・一谷映理子【訳】
東京創元社（1992-07-30出版）

隷従への道―全体主義と自由

『言葉と物』ミシェル・フーコー【著】、渡辺一民【訳】新潮社（1989-08出版）

言葉と物―人文科学の考古学

『アンチ・オイディプス』ジル・ドゥルーズ；フェリックス・ガタリ【著】、市倉宏祐【訳】河出書房新社（1986-05-10出版）

アンチ・オイディプス

『アナーキー・国家・ユートピア』ロバート・ノージック【著】、嶋津格【訳】木鐸社（1994-11出版）

アナーキー・国家・ユートピア―国家の正当性とその限界

『システムの科学』ハーバート・A・サイモン【著】、稲葉元吉・吉原英樹【訳】パーソナルメディア（1999-06-30出版）

システムの科学

『実践の倫理』ピーター・シンガー【著】、山内友三郎・塚崎智【監訳】昭和堂（1999-10-25出版）

実践の倫理

『危険社会―新しい近代への道』ウルリヒ・ベック【著】、東廉・伊藤美登里【訳】法政大学出版局（1998-10-10出版）

危険社会―新しい近代への道 (叢書・ウニベルシタス)

『グラモフォン・フィルム・タイプライター』フリードリヒ･A･キットラー【著】、石光泰夫・石光輝子【訳】筑摩書房（1999-04-25出版）

グラモフォン・フィルム・タイプライター

■ 「メディア論の本を何冊も読むよりは、これ一冊読み解いたほうが勉強になると思います。」

『偶然性・アイロニー・連帯―リベラル・ユートピアの可能性』リチャード・ローティ【著】、斎藤純一・山岡龍一・大川正彦【訳】岩波書店（2000-10-26出版）

偶然性・アイロニー・連帯―リベラル・ユートピアの可能性

『＜帝国＞―グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性』アントニオ・ネグリ；マイケル・ハート【著】、水嶋一憲・酒井隆史・浜邦彦・吉田俊実【訳】以文社（2003-01-20出版）

＜帝国＞ グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性

『CODE―インターネットの合法・違法・プライバシー』ローレンス・レッシグ【著】、山形浩生・柏木亮二【訳】翔泳社（2001-03-27出版）

CODE―インターネットの合法・違法・プライバシー

『アラン・ケイ』アラン・Ｃ・ケイ【著】、鶴岡雄二【訳】アスキー（1992-03-31出版）

アラン・ケイ (Ascii books)

『順列都市<上><下>』グレッグ・イーガン【著】、山岸真【訳】早川書房(1999-10出版（上）、1999-10出版（下）)

順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

　

順列都市〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

『内省と遡行』柄谷行人【著】講談社（1988-04-10出版）

内省と遡行 (講談社学術文庫)

『構造と力』浅田彰【著】勁草書房（1983-09出版）

構造と力―記号論を超えて

『定本　物語消費論』大塚英志【著】角川書店（2001-10-25出版）

定本 物語消費論 (角川文庫)

『制服少女たちの選択』宮台真司【著】講談社（1994-11-25出版）

制服少女たちの選択

『戦後の思想空間』大澤真幸【著】筑摩書房（1998-07-20出版）

戦後の思想空間 (ちくま新書)

『動物化するポストモダン―オタクから見た日本社会』東浩紀【著】講談社（2001-11-20出版）

動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)

『嗤う日本の「ナショナリズム」』北田暁大【著】日本放送出版協会（2005-02-25出版）

嗤う日本の「ナショナリズム」 (NHKブックス)