大航海 No.58 2006

大航海 2006年 No.58 特集 ニート 転換する現代文明
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江戸には江戸の世界がある……………須永朝彦
ニートの行く末 明治のニート青年と昭和超国家主義……………筒井清忠
スキゾ・キッズがニートになるまで……………仲正昌樹
「下等遊民」のイデアルテュプス……………小谷野敦

大航海インタビュー 小田晋×三浦雅士
ニートは労働問題ではない
「自分探し病」に取り憑かれた若者たちが社会の病理になるとき
芥川賞ニート文学なのか?……………加藤弘一
ニート資本主義 魔の三十五歳を強いる社会……………片上平二郎
全能感・無能感・分能感でニートを解く……………小倉紀蔵
人類の寝入り……………船曳建夫
イスラム社会にニートはいるか?……………加藤博
ニート・遊歩者・ボヘミアン……………石井洋二郎
豊かな社会の後に来る演劇 東京とベルリンの可能性……………新野守広
ひきこもりへの理解と対応……………高塚雄介
ニートの心性と病理……………村上千鶴子


キャビン・トーク ひねくれ情念論……………森毅 ニュー・パースペクティブ 仮名乞児・空海の生涯 名もなく、家もなく……………安藤礼二 ニュー・ホライズン  「悪人」の判断基準を明示せよ……………西村由貴  「教養主義」と「批評理論」……………大貫隆史 連載<移動文学論―行動から移動へ>第3回  移動と逃走の狭間で文学をする(上)……………青木保 連載<新説世界史>第9回 批判に対するバナールの反駁……………岸田秀 連載<未来派という現象>第9回   未来派の起源にある詩 マリネッティの初期の詩……………多木浩二 連載<白秋望景>第12回 童謡の誕生……………川本三郎 コラム・生半可な漂流者57 ワタシハアタマガカタイ……………柴田元幸 コラム・本の遠近法25 巡礼の誕生……………高階秀爾 コラム・平成見聞録45 ダイアログ・イン・ザ・ダーク……………川崎徹