来日留学生、8年ぶり減少・05年末で12万9000人(NIKKEI NET)

当局は「不法滞在対策を強化した効果が表れ始めたためではないか」というけれど、同時にこれは日本が海外の若者には人気がないことも表しているのかも。
from http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060808AT1G0402B08082006.html

来日留学生、8年ぶり減少・05年末で12万9000人
 大学、大学院に入学するため来日している外国人留学生は2005年末で約12万9000人となり、8年ぶりに減少に転じたことが法務省入国管理局の調査で分かった。日本語学校など専門学校への就学者も大幅に減っており、同局は「不法滞在対策を強化した効果が表れ始めたためではないか」と分析している。
 入国管理局によると、2005年末時点で、外国人登録している留学生は12万9568人で、前年比0.2%減。1997年以来の減少となった。 (16:30)


日本経済新聞 夕刊(2006-08-08)には、内訳などが詳しく載っていました。ちなみに、1997年の来日留学生は6万人足らず。

 留学生数を国別にみると、中国が約7割を占め最多の8万9374人(前年比1.5%減)。次いで韓国が1万6319人(同0.8%減)、ベトナムが2165人(同22.9%増)、マレーシアが2031人(同2.9%減)の順。都道府県別では約3割の4万361人が東京都に登録。次いで大阪府1万1987人、神奈川県8498人、千葉県7013人、埼玉県6991人など、首都圏に集中していた。
 これまで留学生として来日し、不法滞在者となるケースが目立ったことから、法務省は留学希望者の審査を強化。勉強する意思や能力、滞在費などを賄う経済力を細かくチェックするようになった。担当者は「勉強のための入国であることを十分立証しなければ、在留資格認定書を交付しない」とし、2006年以降も留学生は減少する見込み。
 日本語学校など専門学校で学ぶ「就学者」は2005年12月末で2万8147人、前年比34.9%減で、2年連続で減少。国別では中国が1万5915人、韓国が6397人、ベトナムが924人、スリランカが774人などとなっている。