『贖罪(上・下)』(イアン・マキューアン)

贖罪〔上〕イアン・マキューアン著、小山太一 訳 新潮文庫 2008/02
現代の名匠による衝撃の結末は世界中の読者の感動を呼び、小説愛好家たちを唸らせた。究極のラブストーリーとして、現代文学の到達点として――。始まりは1935年、イギリス地方旧家。タリス家の末娘ブライオニーは、最愛の兄のために劇の上演を準備していた。じれったいほど優美に、精緻に描かれる時間の果てに、13歳の少女が目撃した光景とは。傑作の名に恥じぬ、著者代表作の開幕。 

贖罪〈上〉 (新潮文庫)

贖罪〈上〉 (新潮文庫)

贖罪〔下〕イアン・マキューアン著、小山太一 訳 新潮文庫 2008/02
夕闇に「彼女」を襲った男は誰だったのか。時は過ぎ、男はダンケルクへの泥沼の撤退戦を戦っている。見習い看護婦のブライオニーは作家への夢を紡いでいる。恋人たちは引き裂かれ、再会を夢見ている。彼らの運命は? 真の犯人は? 1999年、すべての謎は明らかになるが――。いつしか怒濤と化した物語は、圧巻の結末へと辿り着く。世界文学の新たな古典となった名作の、茫然の終幕。
贖罪 下巻 (2) (新潮文庫 マ 28-4)

贖罪 下巻 (2) (新潮文庫 マ 28-4)