Adobe CS6は電子書籍出版の救世主となるのか? EPUBをめぐる書籍制作現場の困惑と期待 |エディテック

<なぜInDesignDreamweaverは連携して動作しないのか? Adobe CS6でEPUB出版はどう変わるのか?>
以下のエントリーをITmediaオルタナティブ・ブログに書きました。

電子書籍がらみのエントリーを2回連続してアップしました。iBooks Author については、鎌田さんの言うとおり、選択肢のひとつとして考えればいいのですが、しばらくは商売に使えるかどうかより、かつてのHyperCardのスタックのように、(同人誌ユーザーのみならず)一般の人にもなじみやすいものになっているかのほうが大切かもしれません。結果として、「固定ページのEPUB」も普及するといいだろうな、と。
AdobeのCS6というか、InDesign CS 6はEPUB書き出しが改善されるといいんですけどね。まともなEPUB3コードを書き出すには、エンジンにDreamweaverを使うしかないはずなんですが、どうなることやら。
ところで、2月に入ってからアドビはβテスターを募集しているようです。今頃、βテスターということは、その結果を製品に反映させるとすると、販売はどんなに早くても5月下旬、普通に考えたら6月でしょうか…。可能性が高いのは、5月に発売開始して、(アドビ製品に多い)発売後の速攻アップデート対応かもしれません。

今回、初めて「Adobe  IllustratorInDesign プレリリースプログラムのご案内」というメールが届き、何かなと思ったら、いわゆるβプログラムへの参加案内でした。


この度、アドビシステムズでは、IllustratorInDesign の次期バージョンとなります CS6 のプレリリースプログラム(βプログラム)を実施することとなりました。プレリリースプログラムは、発売開始前である新しいバージョンの製品をいち早くご試用いただくためのプログラムです。
Adobe社は昨年よりCreative Suiteに関して、メジャーバージョンアップ(CS 5 / CS 6など)マイナーバージョンアップ(CS 5.5 / CS 6.5など)を1年毎に行い、現行のCS 5.5が2011年の春に発表されたので、次期CS 6が2012年の春にリリースされる予定です。

「御社のソーシャルメディア活動は成功していますか?」【アメリカの優良企業500社のソーシャルメディア利用率】 |エディテック

<海外ブログの {grow} で衝撃的なタイトルのエントリーが公開されていました。直訳すると「なぜ急成長を遂げている米企業はブログを殺すのか?」というものです。>
以下のエントリーをITmediaオルタナティブ・ブログに書きました。

ソーシャルメディアのような、この手の新しい流れに対しては「走りながら考える」しかないわけではありますが、その成果をきちんと評価できていなさそうなのは問題ありかと。プレスリリースなんかはブログで十分というか、読者も受け取りやすくていいんじゃないでしょうか。販促キャンペーンは、仕掛け次第だと思いますけど。最近はマクドナルドがTwitterでのキャンペーンに失敗したりと、ソーシャルメディア活動はなかなか大変そうです。

ジャストシステム「UnitBase 2.0」

DBOnlineのメルマガで谷川耕一さんがジャストシステムのWebデータベース「UnitBase 2.0」を紹介してました。
#谷川耕一さんの文章はここでも読めます >> http://enterprisezine.jp/article/detail/3737
さっそくユーザー登録し、ダウンロードしたところ、そうかWindows版だったか…(普段使いはMacなのです)。時間できたら試しますが、こういう古いFileMaker*1みたいな簡単に使えるデータベースが最近なくなっていて非常に残念な思いをしていたので UnitBase 2.0 は大いに期待したい。

さてさて、そんなジャストシステムがデータベース製品の提供を開始したので紹介しておきたい。それが、ノンプログラミングWebデータベースソフトの「UnitBase 2.0」だ。これ、最初からバージョン番号が2.0なのはなぜかなと思ったり。一昔に流行った次の世代のサービスや製品を表す「XXX2.0」というネーミングってことではないよね?
これ、いわゆる小難しいリレーショナルデータベースではなくて、どちらかといえばMicrosoft AccessFileMakerのようなデータベースと競合するような製品である。ドラッグ&ドロップで簡単に入力フォームを構築でき、条件検索の機能なども豊富に用意されている。さらにデータベースのデータを簡単にグラフ化できる機能もあるので、ちょっとしたBI的なレポーティングにも利用できるかもしれない。簡単なワークフローを設定して承認の仕組みを取り込むなんてこともできるようだ。
データベースと銘打っているので、ユーザーのアクセスコントロールやバックアップ/リカバリーなどの基本的な管理機能も持っている。OracleSQL Serverを導入するほどではないけれど、きちんとデータを管理、処理したいといったニーズに、容易に対応できるものとなっているようだ。製品の発売日は2月29日。すでに、サイトからダウンロードして無償試用版が利用できる。

*1:いまのFileMakerはリレーショナルデータベースなので複雑な操作もできるが、めんどくさい。以前のFileMakerは、いわゆるカード型データベース

企業ユーザーが使うタブレットは96%がiPad、モバイル端末の53%はiPhone【企業ユーザーのモバイル機器利用調査リポート】 |エディテック

<Good Technology社が自社顧客を対象に調査。「BYODユーザーの急増」がもたらす影響は?>
以下のエントリーをITmediaオルタナティブ・ブログに書きました。

この手のグラフや統計データは、調査データ(母集団)によってバイアスがかかるので注意が必要。この調査では Good Technology社の顧客が対象で、同社の顧客は金融業界が圧倒的に多いので、ハイエンドユーザーの傾向がわかるものになっていると言えそうです。
先日、タブレットOS市場についての調査がStrategy Analyticsから発表されたので、そちらと比較してみるのも一興です。この調査だと、iOSが57.6%、Androidが39.1%なので、iOSAndroid比率はざっと 6対4(59.6対40.4)。Good Technology調査の18対1とはだいぶ異なります。
Android Captures Record 39 Percent Share of Global Tablet Shipments in Q4 2011
Boston, MA - January 26, 2012 – According to the latest research from Strategy Analytics, global tablet shipments reached 27 million units in the fourth quarter of 2011. Android jumped to a record 39 percent global share, while Apple iOS maintained its strong leadership at 58 percent.
http://www.strategyanalytics.com/default.aspx?mod=pressreleaseviewer&a0=5167

ソーシャルメディア、ソーシャルテクノロジー、ソーシャルサービス

最近はクラウド関連(=[インター]ネット関連)に関わる言葉には「ソーシャル」という接頭語が付くことになっているようで、ループス・コミュニケーションズの直人さんのエントリーが整理されています。ほかのソーシャルメディア戦略の話も読んでスッキリなので興味のある方はどうぞ。ちなみに、ソーシャルメディアは以前はCGM消費者生成メディア)とも言われてましたが、微妙に意味するものが変わっているような気がします。
こういう使い方はまだまだ続くようで、数年すれば辞書にも載るかもしれません。
【ソーシャル】
接頭語。複数の人に対して、あるいは複数の人たちの間で行われる、インターネットを使った活動に冠する言葉。例:ソーシャルリーディング(読書感想・意見などをネットで交換しあうこと)、ソーシャルラーニング…。





出典:高広伯彦氏の手書きメモから、ソーシャルな「コンテクスト・プランニング」の方法論を探る|in the looop 直人
http://media.looops.net/naoto/2011/12/16/takahiro-yobidashi/