『ヤコブ・ニールセンのAlertbox そのデザイン、間違ってます』

Jakob Nielsen著、 川崎幹人, 舩井 淳, 奥泉直子 訳、RBB PRESS/オーム社 本体価格2600円 2006/07/22 A5判 272ページ 

ヤコブ・ニールセンのAlertbox -そのデザイン、間違ってます- (RD Books)

ヤコブ・ニールセンのAlertbox -そのデザイン、間違ってます- (RD Books)

■内容 普遍的なウェブデザインとは? 本書は、ユーザビリティの世界的第一人者ヤコブ・ニールセンが、この視点でさまざまなウェブ人気ウェブコラム「Aletbox」を書籍化したものです。10年以上も続くこのコラムは、ウェブデザインの領域において、常に時代の潮流をとらえつつも本質的な提言や指標を与えています。FlashSEOAjaxなどを考える以前に、デザイナーが知っておくべきユーザビリティの考え方 −ユーザはどんなページを使いやすいと感じるのか、どんなページが見てくれなくなるのか、といった点を明らかにしてくれます。ウェブユーザビリティは、ページのデザインやHTMLのコーディングと同じくらいデザイナーにとって重要なリテラシーのひとつです。

■目次
はじめに――Alertboxコラムの日本語版書籍に寄せて
本書について

ウェブデザイナーにとってのユーザビリティ
ウェブデザインの間違いトップ10
ウェブデザインの間違いトップ10の変遷

第1部 ウェブサイトの黎明期
ウェブでのマルチメディアガイドライン
サイバースペースの逆ピラミッド
国際的ウェブユーザビリティ
フレームが(おおむね)ダメな理由
簡潔に!(ウェブの文章作法)
ウェブサイトは収穫逓増型か?
ウェブデザインとGUIデザインの違い
ウェブで広告がうまくいかないわけ
ユーザはウェブをどう読んでいるか

第2部 ドットコムバブルとその終幕
リンクタイトルは行き先が予想できるものに
マイクロペイメントの論拠
ウェブサイトのユーザテストにかかるコスト
マイクロコンテンツ:見出しやタイトル、サブジェクトの書き方
過大評価されるパーソナライゼーション
2Dは3Dより優れている
印刷デザインとウェブデザインの違い
ユーザインターフェイスとしてのURL
障碍者アクセシビリティ:実際的アプローチ
ビデオとストリーミングメディア
インターフェイス上の標準はデザインの創造性を妨げるか?
ウェブデザインで励行すべき10カ条
優先順位を付けること:よいコンテンツは上の方に

第3部 モバイル勢力の台頭
5ユーザでテストすれば十分な理由
リセットとキャンセルボタン
Flash:99%有害
ドロップダウンメニューは控えめに
成功率:もっとも単純なユーザビリティ指標
検索:目立つところにシンプルなものを
PDF:画面上での閲覧には不向き
エラーメッセージガイドライン
ユーザビリティの第一法則? ユーザの声は聞くべからず

第4部 ブロードバンド時代の到来
直リンクのすすめ
キッズコーナー:子供のためのウェブサイトユーザビリティ
高齢者のためのユーザビリティ
ホームページユーザビリティの最重要ガイドライン10カ条
フォントサイズはユーザにまかせよう
PDF:人間が消費するには不向き
ユーザビリティにまつわる誤解
訪問済みリンクの色は変えるべし
リンクを視覚化するためのガイドライン
カードソーティング:何人のユーザでテストすべきか
ウェブデザインのイデオロギー:主導型、不可解型、不愉快型
ウェブデザイン標準の必要性
もっとも嫌われる広告テクニック

第5部 ユビキタスな次世代情報社会へ
Amazon:もはやEコマースデザインの手本にしてはいけない
フォーム vs. アプリケーション
デフォルトの力
ブログのユーザビリティ:デザインの間違いトップ10
ページ内リンクの使用は避けよう
ビジネス用ウェブサイトの育て方:まず正すのは基本から

Alertboxの10年